社長挨拶
「ヴィラ・プランタン せとうち」に込めた想い
「ヴィラ・プランタン せとうち」を作る数年前のことでした。当時、同居していた妻の父親、つまり私の義理の父が病に倒れました。病院での診断は肝臓がん。下されたのは余命半年の宣告でした。私の家族はそれから3年間、父を在宅で介護しました。
父は強い意思で病と闘いました。その結果医師の宣告を大きく覆し、念願だった私の息子の入園式も見届けることができ、余命宣告を受けてから3年後に永眠しました。
しかし、家族はたいへんでした。体はもちろん、心がたいへんでした。
日々、体が弱っていく父を前に、どんどんみんなの気が滅入っていくのがわかりました。そして体も心も疲れていきました。やさしい言葉をかけてあげなくてはいけないと、心では十分判っていながら、気持ちとは裏腹につい棘のある言い方をしてしまい、はっとしたこともありました。