私たちは介護のプロです。
介護に関する技術や知識、制度なども知っています。
そのうえでお伝えしたいことがあります。
技術や知識があっても、家族だからこそ、時には感情面をうまく処理できない場面もあるのではないか、と想像してしまいます。どんな時でも、どんな状況でも、常に優しく接することはできるのだろうか?と自問自答することがあります。
もちろん「その時になってみなければ分からない」というのが本当のところです。
仕事であれば切り替えもできます。
だからこそ切り替えができない在宅介護の難しさを考えてしまいます。
私には自宅で介護されている方の、本当の大変さは理解できていないのかもしれません。
しかし、在宅介護でご苦労をされた方が、当施設にご入居いただいたことで、再びご家族としての絆を取り戻されたケースは、この目でたくさん見てまいりました。
ある時にご入居いただいたお母さまと二人で、フロアで楽しそうに笑ってお話をされていた娘さまが、お帰りになる時に私たちにこう、お声を掛けていただきました。
「母と笑って話ができたのは本当に久しぶりでした。入居させていただいて本当によかったです。ありがとうございます。これからも宜しくお願いします」
いろいろな状況があるとは思いますが、自宅介護でお悩みの方、まずはぜひ見学にお越しください。